WiMAXやポケットWiFiなどモバイルルーターの今後

この季節はネット回線を新しくする方も多く、光回線、モバイル回線を問わず需要が高まる季節です。最近では、格安SIMも広く知られるようになり、どの接続方法でインターネットに接続するか? 悩む方も多いようです。

とくに昨年5月にSIMフリーが義務化されてからというもの、SIMフリーのモバイルルーターも増えて来ました、最近では、SIMカードを2本挿し切り替えて使うことができるデュアルSIM対応のモバイルルーターなども増えつつあります。

では、WiMAXやポケットWi-Fiの需要はもう無いのでしょうか? いえいえ、格安SIMを使ったネット接続も多くの課題を抱えており、ほどよい感じで棲み分けができているというのが現状です。

格安SIMを使ったネット接続の課題

格安SIMを使ったネット接続は、その名のとおり格安SIMカードを使います。格安SIMにはいくつかの種類があり、データ通信専用のSIM、音声通話も可能なもの、あるいはSMSのみ付いているSIMカードがあります。

いずれのタイプにも共通しているのは、「安い」ということです。ただ、「安い」というのはそれだけ機能が絞られているということも忘れてはいけません。たとえば、国内における格安SIMのネットワークはdocomo系とau系の2系統に分類されることがほとんどです。プロバイダーはどちらかのネットワークの帯域を借りているわけです。その結果、帯域が細ければ、それだけ通信の速度が低下するという問題があります。

データ量の単価は高め

格安SIMは必要なスピードやデータ量を自分で判断して利用することが前提です。また、「安い」ということに主眼がおかれているので、「月間1G~2Gのデータ量を格安で提供しよう」という流れがあります。逆に、7GB以上利用しようとすると割高になる可能性もあります。もともと、docomoやauのネットワークを利用しているのですから、7GB制限があるのは納得できるでしょう。

SIMフリーのルーターの入手先が少ない

また先ほども書きましたが、SIMフリーのルーターの入手方法が限られています。WiMAXやポケットWi-Fiであれば、通常はルーター代は無料あるいは限りなく安く入手することも可能ですが、SIMフリーのルーターはそのようなキャンペーンがありませんので初期費用は高めです。その結果、コストが高くなることもありますね。

端末とデータ通信を分けるという考え方

一方で、WiMAXもポケットWi-Fiも、格安SIMを意識して月額料金が安くなって来ている傾向があります。ちょっと前は、月額4,880円がデフォルトであり、割引が効いても4,380円でした。最近では、3,980円というプロバイダーもちらほら見られるようになり、そこからキャッシュバックの金額を引くと実質3,000円以下で利用することも可能です。

このメリットを生かし、思い切って格安SIMが担うはずの、通話、データ通信、コンピュータの役割のうち、データ通信をモバイルルーターに振り分けてしまうのです。そうすれば、格安SIMが苦手とする、データ通信の速度、エリア、量に悩むこともなくなります。格安SIMを使った通信はあくまで、補助的に使うため、最小プランでも十分でしょう。それでも合わせて5,000円もかかりません。